大阪で任意売却による自宅の売却や競売回避のお手伝いをしています。

一般社団法人近畿任意売却支援協会の佐野です。

 

みなさまいつも当協会の任意売却ブログをお読みいただきありがとうございます。

兵庫県西宮市のマンションの任意売却の相談とご依頼をいただきました。

 

ご相談いただいたきっかけ

競売にかけられてしまい、当協会のダイレクトメールを見て相談に来ていただきました。

持分の2分の1は親族が持っており、親族側にも任意売却業者がついており、その業者が言っていることが信用できないとの事で当協会へ相談されたとのことでした。

 

住宅ローンを利用している金融機関

住宅金融公庫（現住宅金融支援機構）でお借入れしており、債権回収は三菱HCキャピタルが行っている。

残債は約1400万円

 

相談内容

元々は父親が所有しており、住宅ローンの名義も父親でしたが、お亡くなりになった事でご相談者様とその親族で持分2分の1ずつ相続をした。

本来であれば団体信用生命保険を利用し、住宅ローンは無くなるはずが、団信特約料を支払っておらず住宅ローンは無くならなかった。

親族側についている任意売却業者いわく、相場は2300万円程度、2300万円であれば買いたいと言っている購入希望者がいるため、任意売却に同意して欲しいとこと。

このまま競売になってしまえば落札額が2300万円でも、債権回収会社に何かと手数料など名目をつけてお金を取って行かれるから、お手元に現金は残らないと言われたそうです。

 

当協会からのご提案

・一般への売却では相場は3300万円程度なので、一般の購入希望者を募る。

・競売申立て後のご相談のため、並行して買取業者も探す。最低でも2800万円以上で売買を行う。

・相手方の任意売却業者が提示する2300万円は安すぎるため、競売で落札されたとしても2700万円以上で落札されると予想されるため、2300万円で売却するのなら競売の方が良いと伝える。

・競売で落札されたとしても債権回収会社に何かと手数料を付けられることはあり得ないことを伝える。

 

当協会の今後の対応について・まとめ

親族側の任意売却業者が言っている事が府に落ちないため、親族の方とアポイントを取り、　正しい相場や説明や、競売での落札価格の予想をご説明に行く予定をしています。

親族の方とお会いできれば一般市場相場での販売と並行し、できるだけ高く購入してもらえる方を探していきます。

今回は相手方の任意売却業者の提示価格が低すぎるため、ご相談者様からお話を聞く限りでは、悪質な任意売却業者と感じます。

このような悪質な任意売却業者に騙されないためにも必ず複数社に相談をするようにしましょう。