2025/09/24 BLOG 「任意売却の失敗事例」と「成功事例」 目次 相談事例(大阪市/任意売却がうまくいかなかったケース)ご相談者様の状況任意売却が失敗した原因相談が遅かった販売価格の調整ができなかった債権者の同意が得られなかった相談事例(大阪市/任意売却が成功したケース)ご相談者様の状況任意売却が成功した理由相談が早かった現実的な価格設定債権者の協力が得られた成功と失敗を分けるポイントまとめ 相談事例(大阪市/任意売却がうまくいかなかったケース) 今回のご相談は、大阪市にお住まいのご夫婦からいただきました。 住宅ローンの返済が難しくなり、競売は避けたいということで任意売却を検討されていました。 しかし、結果的には任意売却がうまく進まず、競売に移行してしまったケースです。 ご相談者様の状況 ・築20年の戸建て住宅に居住 ・住宅ローン残債:約2,300万円 ・ご主人の収入減少により返済が滞り始める ・すでに保証会社から代位弁済の通知を受け取っている この時点で、すでに競売の手続きが進んでいました。 任意売却が失敗した原因 相談が遅かった 競売開始決定の通知が届いた後でのご相談だったため、買主を探す時間が足りませんでした。 任意売却は「時間との勝負」になることが多く、早めの行動が大切です。 販売価格の調整ができなかった ご希望は「2,000万円以上」でしたが、市場価格は1,700万円前後。 価格の差を埋めることができず、購入希望者が現れませんでした。 現実的な価格設定をすることが、任意売却成功の大きなポイントになります。 債権者の同意が得られなかった さらに、債権者が「競売で処分したい」という姿勢をとっており、任意売却に協力的ではありませんでした。 複数の要因が重なったことで、最終的に任意売却が成立せず、競売に進んでしまいました。 ◆このケースから学べること 任意売却は「早さ」と「現実的な価格設定」が非常に大切です。 相談のタイミング次第で結果が大きく変わることを、このケースは教えてくれます。 相談事例(大阪市/任意売却が成功したケース) 同じく大阪市でご相談いただいた、別のご家庭のケースです。 こちらは任意売却を利用し、無事に解決することができました。 ご相談者様の状況 ・築15年のマンションに居住 ・住宅ローン残債:約2,000万円 ・ボーナスカットにより返済が難しくなり、延滞が始まる前に相談 このご相談は「まだ延滞は始まっていないが、今後が不安」という段階でした。 任意売却が成功した理由 相談が早かった 延滞前にご相談いただいたため、時間的な余裕を持って販売活動ができました。 現実的な価格設定 市場価格をもとに債権者とも調整し、1,850万円で売却を開始。 すぐに購入希望者が現れました。 債権者の協力が得られた 早期相談だったため、債権者も「競売にするより任意売却の方が良い」と判断してくれました。 成功と失敗を分けるポイント 今回の2つの事例から分かるのは、以下の3つのポイントです。 ・できるだけ早めに専門家へ相談する ・市場に合った価格で売却する ・債権者との交渉は経験豊富な専門家に任せる これらを押さえることで、任意売却が成功する可能性は格段に高まります。 まとめ 任意売却は「早めの相談」「正しい進め方」で大きく結果が変わります。 失敗事例のように競売へ移行してしまうケースもあれば、成功事例のようにスムーズに解決できるケースもあります。 「どうしよう…」と悩んでいる間にも、状況は進んでいきます。 少しでも不安を感じたら、まずは専門家へご相談ください。 きっと後悔のない解決につながります。
目次
相談事例(大阪市/任意売却がうまくいかなかったケース)
今回のご相談は、大阪市にお住まいのご夫婦からいただきました。
住宅ローンの返済が難しくなり、競売は避けたいということで任意売却を検討されていました。
しかし、結果的には任意売却がうまく進まず、競売に移行してしまったケースです。
ご相談者様の状況
・築20年の戸建て住宅に居住
・住宅ローン残債:約2,300万円
・ご主人の収入減少により返済が滞り始める
・すでに保証会社から代位弁済の通知を受け取っている
この時点で、すでに競売の手続きが進んでいました。
任意売却が失敗した原因
相談が遅かった
競売開始決定の通知が届いた後でのご相談だったため、買主を探す時間が足りませんでした。
任意売却は「時間との勝負」になることが多く、早めの行動が大切です。
販売価格の調整ができなかった
ご希望は「2,000万円以上」でしたが、市場価格は1,700万円前後。
価格の差を埋めることができず、購入希望者が現れませんでした。
現実的な価格設定をすることが、任意売却成功の大きなポイントになります。
債権者の同意が得られなかった
さらに、債権者が「競売で処分したい」という姿勢をとっており、任意売却に協力的ではありませんでした。
複数の要因が重なったことで、最終的に任意売却が成立せず、競売に進んでしまいました。
◆このケースから学べること
任意売却は「早さ」と「現実的な価格設定」が非常に大切です。
相談のタイミング次第で結果が大きく変わることを、このケースは教えてくれます。
相談事例(大阪市/任意売却が成功したケース)
同じく大阪市でご相談いただいた、別のご家庭のケースです。
こちらは任意売却を利用し、無事に解決することができました。
ご相談者様の状況
・築15年のマンションに居住
・住宅ローン残債:約2,000万円
・ボーナスカットにより返済が難しくなり、延滞が始まる前に相談
このご相談は「まだ延滞は始まっていないが、今後が不安」という段階でした。
任意売却が成功した理由
相談が早かった
延滞前にご相談いただいたため、時間的な余裕を持って販売活動ができました。
現実的な価格設定
市場価格をもとに債権者とも調整し、1,850万円で売却を開始。
すぐに購入希望者が現れました。
債権者の協力が得られた
早期相談だったため、債権者も「競売にするより任意売却の方が良い」と判断してくれました。
成功と失敗を分けるポイント
今回の2つの事例から分かるのは、以下の3つのポイントです。
・できるだけ早めに専門家へ相談する
・市場に合った価格で売却する
・債権者との交渉は経験豊富な専門家に任せる
これらを押さえることで、任意売却が成功する可能性は格段に高まります。
まとめ
任意売却は「早めの相談」「正しい進め方」で大きく結果が変わります。
失敗事例のように競売へ移行してしまうケースもあれば、成功事例のようにスムーズに解決できるケースもあります。
「どうしよう…」と悩んでいる間にも、状況は進んでいきます。
少しでも不安を感じたら、まずは専門家へご相談ください。
きっと後悔のない解決につながります。