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「任意売却の失敗事例」と「成功事例」

相談事例(大阪市/任意売却がうまくいかなかったケース)

今回のご相談は、大阪市にお住まいのご夫婦からいただきました。

住宅ローンの返済が難しくなり、競売は避けたいということで任意売却を検討されていました。

しかし、結果的には任意売却がうまく進まず、競売に移行してしまったケースです。


ご相談者様の状況

・築20年の戸建て住宅に居住

・住宅ローン残債:約2,300万円

・ご主人の収入減少により返済が滞り始める

・すでに保証会社から代位弁済の通知を受け取っている

この時点で、すでに競売の手続きが進んでいました。


任意売却が失敗した原因

相談が遅かった

競売開始決定の通知が届いた後でのご相談だったため、買主を探す時間が足りませんでした。

任意売却は「時間との勝負」になることが多く、早めの行動が大切です。

販売価格の調整ができなかった

ご希望は「2,000万円以上」でしたが、市場価格は1,700万円前後。

価格の差を埋めることができず、購入希望者が現れませんでした。

現実的な価格設定をすることが、任意売却成功の大きなポイントになります。

債権者の同意が得られなかった

さらに、債権者が「競売で処分したい」という姿勢をとっており、任意売却に協力的ではありませんでした。

複数の要因が重なったことで、最終的に任意売却が成立せず、競売に進んでしまいました。


◆このケースから学べること

任意売却は「早さ」と「現実的な価格設定」が非常に大切です。

相談のタイミング次第で結果が大きく変わることを、このケースは教えてくれます。


相談事例(大阪市/任意売却が成功したケース)

同じく大阪市でご相談いただいた、別のご家庭のケースです。

こちらは任意売却を利用し、無事に解決することができました。


ご相談者様の状況

・築15年のマンションに居住

・住宅ローン残債:約2,000万円

・ボーナスカットにより返済が難しくなり、延滞が始まる前に相談

このご相談は「まだ延滞は始まっていないが、今後が不安」という段階でした。


任意売却が成功した理由

相談が早かった

延滞前にご相談いただいたため、時間的な余裕を持って販売活動ができました。

現実的な価格設定

市場価格をもとに債権者とも調整し、1,850万円で売却を開始。

すぐに購入希望者が現れました。

債権者の協力が得られた

早期相談だったため、債権者も「競売にするより任意売却の方が良い」と判断してくれました。


成功と失敗を分けるポイント

今回の2つの事例から分かるのは、以下の3つのポイントです。

・できるだけ早めに専門家へ相談する

・市場に合った価格で売却する

・債権者との交渉は経験豊富な専門家に任せる

これらを押さえることで、任意売却が成功する可能性は格段に高まります。


まとめ

任意売却は「早めの相談」「正しい進め方」で大きく結果が変わります。

失敗事例のように競売へ移行してしまうケースもあれば、成功事例のようにスムーズに解決できるケースもあります。

「どうしよう…」と悩んでいる間にも、状況は進んでいきます。

少しでも不安を感じたら、まずは専門家へご相談ください。

きっと後悔のない解決につながります。

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