2025/09/13 解決事例 相談事例④京都市での離婚による共有名義マンションの任意売却 一般社団法人近畿任意売却支援協会の椿です! 今回は「離婚に伴う共有名義不動産」の任意売却事例をご紹介します。 夫婦がそれぞれ住宅ローンの連帯債務を抱えていたため、調整が難航しましたが、任意売却で解決に至ったケースです。 目次 ご相談の背景 当初の課題 売却の成立とその後 まとめ ご相談の背景 ご相談者様は京都市内の40代ご夫婦。 結婚当初にマンションを購入し、夫婦で住宅ローンの連帯債務者となっていました。 しかし離婚が決まり、「どちらもマンションには住み続けない」という状況に。 マンションは空き家となり、双方での返済が難しくなった結果、すぐに滞納へ。 銀行からは競売の通知が届き、慌てて当協会にご相談いただきました。 ご主人「離婚したのに、ローンでずっとつながってしまうのは避けたい」 奥様「新しい生活を始めたいのに、競売では借金だけ残ってしまうのが不安」 当初の課題 ローンが「夫婦の連帯債務」だったため、どちらか一方だけでは解決できない 離婚後で意思疎通が難しく、話し合いが進みにくい 市場価格より残債が多く、通常売却では完済が不可能 この「人間関係+金融機関+残債」の三重苦が、大きなハードルとなっていました。 解決のカギとなった交渉 当協会が間に入り、双方の元ご夫婦と金融機関を同席させて調整を進めました。 交渉のポイント ・離婚後の双方の生活再建を第一に据える姿勢を示した ・銀行へ「競売では債権回収額が下がるリスク」を説明 ・双方が納得できる「売却後の残債返済割合」を合意形成 結果、銀行は任意売却を承諾し、販売活動を進めることができました。 売却の成立とその後 マンションは市場価格1,800万円で成約。 残債は合計で約400万円残りましたが、双方の収入状況を踏まえ、 「ご主人が月4万円、奥様が月2万円を分割で返済する」という形で合意しました。 当初は対立していた元ご夫婦も、「競売で借金だけ残る」最悪の事態を回避できたことで、最後は納得して署名されました。 奥様「夜も眠れない日が続いていましたが、これでようやく前を向けます」 まとめ 離婚に伴う不動産問題は「感情的な対立」と「金融機関対応」が絡むため、特に難易度が高いケースです。 しかし任意売却を活用すれば、競売よりも有利な条件で解決でき、新しい生活をスタートするための土台を作ることができます。 離婚に伴う悩みもお気軽にご相談ください!
一般社団法人近畿任意売却支援協会の椿です!
今回は「離婚に伴う共有名義不動産」の任意売却事例をご紹介します。
夫婦がそれぞれ住宅ローンの連帯債務を抱えていたため、調整が難航しましたが、任意売却で解決に至ったケースです。
目次
ご相談の背景
ご相談者様は京都市内の40代ご夫婦。
結婚当初にマンションを購入し、夫婦で住宅ローンの連帯債務者となっていました。
しかし離婚が決まり、「どちらもマンションには住み続けない」という状況に。
マンションは空き家となり、双方での返済が難しくなった結果、すぐに滞納へ。
銀行からは競売の通知が届き、慌てて当協会にご相談いただきました。
当初の課題
ローンが「夫婦の連帯債務」だったため、どちらか一方だけでは解決できない
離婚後で意思疎通が難しく、話し合いが進みにくい
市場価格より残債が多く、通常売却では完済が不可能
この「人間関係+金融機関+残債」の三重苦が、大きなハードルとなっていました。
解決のカギとなった交渉
当協会が間に入り、双方の元ご夫婦と金融機関を同席させて調整を進めました。
交渉のポイント
・離婚後の双方の生活再建を第一に据える姿勢を示した
・銀行へ「競売では債権回収額が下がるリスク」を説明
・双方が納得できる「売却後の残債返済割合」を合意形成
結果、銀行は任意売却を承諾し、販売活動を進めることができました。
売却の成立とその後
マンションは市場価格1,800万円で成約。
残債は合計で約400万円残りましたが、双方の収入状況を踏まえ、
「ご主人が月4万円、奥様が月2万円を分割で返済する」という形で合意しました。
当初は対立していた元ご夫婦も、「競売で借金だけ残る」最悪の事態を回避できたことで、最後は納得して署名されました。
まとめ
離婚に伴う不動産問題は「感情的な対立」と「金融機関対応」が絡むため、特に難易度が高いケースです。
しかし任意売却を活用すれば、競売よりも有利な条件で解決でき、新しい生活をスタートするための土台を作ることができます。
離婚に伴う悩みもお気軽にご相談ください!