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【相談事例】リースバックは本当に無理?——業者の説明不足で諦めたケース

「リースバックは不可能なので諦めてください」

これは、あるご相談者様が最初に相談された業者で言われた言葉です。

しかし本当に、リースバックの選択肢はなかったのでしょうか?

■ご相談の背景

ご相談者様は、すでに住宅ローンを3か月滞納中。返済の余力がなく、どうすることもできない状態に陥っていました。当初は「リースバックで今の家に住み続けながら資金を確保したい」と考え、複数の業者に相談していたそうです。

しかし、最初に相談した業者からは「リースバックは不可能、任意売却で買主が見つかるので引っ越し先を探してください」との説明を受け、そのまま依頼をしてしまったとのことでした。

■リースバックは本当に不可能だったのか?

このケースでは、住宅ローンの残債が近隣の相場価格よりも多く、いわゆるオーバーローンの状態にありました。そのため、「全額返済を前提としたリースバック」は確かに困難です。

しかし、だからといってリースバックが完全に不可能というわけではありません

任意売却を前提に進めることで、リースバックと組み合わせて「今の家に住み続ける」ことも十分可能なケースだったのです。

残念ながら、最初に相談した業者ではその説明が一切なかったそうです。

■セカンドオピニオンとして当協会へ

ご相談者様はすでに引っ越し先を契約しており、リースバックは諦めていたものの、「任意売却の仕組みすらよくわかっていない」と不安を抱き、当協会にセカンドオピニオンとしてご相談くださいました。

■問題点とアドバイス

今回の件で特に問題視すべきなのは、次の2点です

  1. 1,引っ越しを早々に勧めたこと

     任意売却の準備段階で、まだ期限の利益の喪失もしていない状態にもかかわらず、「引っ越し先を探せ」と言われたこと。住宅ローンの支払いができない中で家賃が発生するのは、ご相談者様にとって大きな負担になります。任意売却の間は、住宅ローンの返済が一時的に止まるケースが多く、居住を続けた方が金銭的にも心理的にも楽になるのです。

  2. 2,リースバックは無理だと断言したこと

     「全額完済型のリースバック」が難しいのは事実でも、任意売却と組み合わせれば可能性は残っていました。その選択肢すら提示されなかったことは、非常に残念であり不適切です。

■まとめ:複数の専門家へ相談を

任意売却を専門にしている業者であっても、説明が不十分だったり、一方的な判断を下す担当者がいるのが現実です。

大切なのは、「本当に信頼できる業者・担当者を選ぶこと」

そして、一つの意見だけで判断せず、複数の専門家に相談することです。

リースバックも任意売却も、人生の再スタートを支えるための大切な手段です。

納得のいく選択をするためにも、ぜひセカンドオピニオンを活用してください。

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