2023/10/10 BLOG そのリースバック、本当に正解ですか?? そのリースバック、本当に正解ですか?? 他社でリースバックをしていた方から相談をいただきました。 ご相談者様は1年ほど前に全額完済でリースバックをしており、 リースバックでの売買価格2800万円 家賃は25万円と高額な設定になっていました。 リースバックを検討した当初は競売で落札されると思い1社にしか相談せず、とんとん拍子にリースバックの話が進むことに安心と同時に不安も覚えていたそうです。 リースバックに関してその業者は相談してすぐに 『リースバックで買って貰える投資家が見つかりました。』 『家賃は現在交渉中ですのでもう少し待ってください。』 など言い家賃は契約直前まで伝えられていなかったそうです。 契約直前に家賃が25万円だと知らされ、これが無理なら買取になり退去して貰わなければならない、若しくは競売になりますよ。 と言われ、住み続けたいご相談者様に選択肢はありませんでした。 当時は同居しているお子様2人も働いていたので何とかなるかと考えリースバックの契約を済ませ実際に取引をして競売を回避することができ、高額な家賃で不安がありつつも住み続けられると一安心した、と仰っていました。 リースバック当初は何とかやりくりし25万円の賃料を支払っていたものの、半年ほどで滞納をするようになり、1年後には2ヶ月分の賃料を滞納していました。 翌月分も滞納となれば、保証会社より強制執行の申し立てをされてしまう、と当協会にご相談に来られました。 ご相談者様の希望は現在のオーナーから買い取って賃料を安くリースバックできませんか。 との希望でしたが、オーナーは安く売却する気はないとこちらの提案はやはり断られてしまいました。 今回のような相談自体数は少ないですが、まれにご相談をいただきます。 他社で行ったリースバックの家賃が高いので現在のリースバックオーナーより買取、再度リースバックできないかと、、、 ご相談者様の希望はよくわかりますが、このようなケースで希望通りになることはまずありません。 リースバックは一度きりの勝負です。 時間がない、競売で落札されてしまうかも、と焦って1社にしか相談をしない事はリースバックに失敗してしまう大きな原因になります。 今回のケースでは、まずリースバックの家賃が高すぎることが失敗の原因です。 相談を受け調査をしたところ、賃料的には18万円程度であれば購入してもらえる投資家は見つけられそうでした。 賃料25万円が18万円になるだけでも7万円も安くなります。 しかし18万円だったとしても住宅ローンの支払いよりも高くなってしまうため、同じように家賃を滞納してしまっていたかもしれません。 一般に売却していれば恐らく4500万円ほどになり、住宅ローンの残債2700万円を返済しても1800万円が手元に残ります。 住み続けたいという大きな希望があれば当協会でもリースバックでしか販売活動は行いませんが、それでもお家を売却してお手元に資金を残す方法もあると、提案はさせていただきます。 今回ご相談者様は無理なリースバックを選択したため、1年強で退去しなければならず、またご自身のお家を安い価格で売却することになり、お手元に資金を残すこともできませんでした。 当初よりその業者だけではなく、当協会にも、また別の業者にも、複数社に相談をしていれば、最低でももっと良い条件でのリースバックが可能でした。 1社や2社だけで決めてしまうリースバック。 そのリースバックは本当に正解ですか??
そのリースバック、本当に正解ですか??
他社でリースバックをしていた方から相談をいただきました。
ご相談者様は1年ほど前に全額完済でリースバックをしており、
リースバックでの売買価格2800万円
家賃は25万円と高額な設定になっていました。
リースバックを検討した当初は競売で落札されると思い1社にしか相談せず、とんとん拍子にリースバックの話が進むことに安心と同時に不安も覚えていたそうです。
リースバックに関してその業者は相談してすぐに
『リースバックで買って貰える投資家が見つかりました。』
『家賃は現在交渉中ですのでもう少し待ってください。』
など言い家賃は契約直前まで伝えられていなかったそうです。
契約直前に家賃が25万円だと知らされ、これが無理なら買取になり退去して貰わなければならない、若しくは競売になりますよ。
と言われ、住み続けたいご相談者様に選択肢はありませんでした。
当時は同居しているお子様2人も働いていたので何とかなるかと考えリースバックの契約を済ませ実際に取引をして競売を回避することができ、高額な家賃で不安がありつつも住み続けられると一安心した、と仰っていました。
リースバック当初は何とかやりくりし25万円の賃料を支払っていたものの、半年ほどで滞納をするようになり、1年後には2ヶ月分の賃料を滞納していました。
翌月分も滞納となれば、保証会社より強制執行の申し立てをされてしまう、と当協会にご相談に来られました。
ご相談者様の希望は現在のオーナーから買い取って賃料を安くリースバックできませんか。
との希望でしたが、オーナーは安く売却する気はないとこちらの提案はやはり断られてしまいました。
今回のような相談自体数は少ないですが、まれにご相談をいただきます。
他社で行ったリースバックの家賃が高いので現在のリースバックオーナーより買取、再度リースバックできないかと、、、
ご相談者様の希望はよくわかりますが、このようなケースで希望通りになることはまずありません。
リースバックは一度きりの勝負です。
時間がない、競売で落札されてしまうかも、と焦って1社にしか相談をしない事はリースバックに失敗してしまう大きな原因になります。
今回のケースでは、まずリースバックの家賃が高すぎることが失敗の原因です。
相談を受け調査をしたところ、賃料的には18万円程度であれば購入してもらえる投資家は見つけられそうでした。
賃料25万円が18万円になるだけでも7万円も安くなります。
しかし18万円だったとしても住宅ローンの支払いよりも高くなってしまうため、同じように家賃を滞納してしまっていたかもしれません。
一般に売却していれば恐らく4500万円ほどになり、住宅ローンの残債2700万円を返済しても1800万円が手元に残ります。
住み続けたいという大きな希望があれば当協会でもリースバックでしか販売活動は行いませんが、それでもお家を売却してお手元に資金を残す方法もあると、提案はさせていただきます。
今回ご相談者様は無理なリースバックを選択したため、1年強で退去しなければならず、またご自身のお家を安い価格で売却することになり、お手元に資金を残すこともできませんでした。
当初よりその業者だけではなく、当協会にも、また別の業者にも、複数社に相談をしていれば、最低でももっと良い条件でのリースバックが可能でした。
1社や2社だけで決めてしまうリースバック。
そのリースバックは本当に正解ですか??