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所有者不明の土地

所有者不明の土地

 

司法書士からの紹介で大阪市城東区の空き家を購入したのですが、隣地は空き地になっており、雑草は伸び放題、ゴミのポイ捨て、動物の糞尿による悪臭などで近隣住民はとても困っていました。

登記情報を取得すると所有者は昭和23年から変わっておらず、おそらく相続されているはずが相続登記はされていない状態です。

 

役所に問い合わせても個人情報ですし、近隣住民からの苦情のみでは相続人に働きかけては貰えず。。。そこで当協会の弁護士に依頼し、相続人の調査を依頼しました。

 

 

数か月経ち、相続人が20人以上に膨れ上がっていることが判明しました。

その内住所などがわかった3名にお手紙を送らさせていただいたのですが反応は無し。。。

 

 

そこで他府県に住む相続人2人に訪問しお話しさせていただいたのですが、、、

相続人は2人とも自身が相続の対象になっていること自体把握していませんでした。

突然手紙が来て新手の詐欺だと思い、連絡はしなかったとのこと。。。

 

確かにお話しを聞いていると、所有者との関係から自身が相続人となっていることは判断しにくい状況です。

しかし実際には相続されているため空き地の管理を要請しましたが、どこか他人事で良い返事はいただけず。。。

こうなると今後は引き続き残りの相続人の調査をして、誰かしらに管理してもらえるように承諾を得なければなりません。

 

 

所有者不明の不動産は近年問題になっています。

雑草ならまだしも、長年放置されていれば木々が生い茂っていることもあります。

不法投棄をされる、動物の住処になっているなど近隣の治安の問題になってしまいます。

また保険にも入ってないことが多いため、放火、火災の恐れなども考えられます。

 

 

20244月からは相続登記なども義務化されます。

登記をしていなければ罰則も規定されており、このまま放っておくのはご自身の為にもならず、そして実際に暮らしている近隣住民にも迷惑がかかってしまいます。

 

みなさまも相続となっているが登記はしていない、相続人が複数いるため登記できないなどあれば、20244月を待たず先立って登記の準備をしておく必要があります。

 

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