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【大阪市西淀川区】賃貸中の不動産の任意売却事例

一般社団法人近畿任意売却支援協会の佐野です。

 

 

みなさまいつも当協会の任意売却ブログをお読みいただきありがとうございます。

 

 

大阪市西淀川区で戸建ての任意売却のご依頼をいただきました。

今回の物件は賃貸でお知り合いに貸している状態の不動産です。

 

 

ご相談者様は平成14年に自宅を購入し、5年ほどご自身で住んでいましたが、お引越しをすることになりお知り合いに家賃7万円で賃貸することになったとの事でした。

仲の良いお知り合いだったこともあり、賃貸契約書も交わさず口約束だけでの賃貸契約を結んでしまったことで後々にトラブルになってしまったそうです。

 

 

ご相談者様は毎月の家賃7万円を住宅ローンの返済口座に振り込んでもらい、毎月引き落としがかかっていたそうですが、数年後からは賃借人が勝手に家賃を下げ5万円しか振り込んで来なくなりました。

5万円では住宅ローンの返済額に満たず最初はご自身で足らずの分を支払っていましたが、ついにその5万円も1年程度支払われなくなり、住宅ローンの返済ができなくなってしまったことが今回ご相談をいただいたきっかけです。

 

 

物件としては賃借人に退去していただき販売するよりも、賃料をそのまま支払ってもらう収益物件として売却した方が高く売却できると判断し、賃借人との交渉を進め当初の約束通り7万円で住み続けるという賃貸契約は結ぶことができました。

すでに投資家からも購入希望の意思は頂いており、あとは売買契約を結ぶだけの状態です。

 

 

住宅ローンを利用して購入している不動産を賃貸に出しているという方は少なからずいらっしゃいます。

知人だからと言って賃貸契約を結ばず貸している方もいると思いますが、契約などはしっかり書面で交わしておかなければ後々トラブルになってしまいます。

今回のケースでは賃貸契約を結び、家賃保証会社に加入していれば不動産を売却せずに済んだ可能性もあります。

 

 

賃貸中の不動産の任意売却では、賃借人に退去していただくことを前提とするわけではなく、賃借人に購入してもらうことや、収益物件として売却した方が高く売却できる可能性があるなど様々な選択肢を比較することが大切です。

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