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みなさんは不動産鑑定士ってご存知でしょうか?

一般社団法人近畿任意売却支援協会の川野です。

 

世の中の資格のなかで弁護士や税理士などの士業と呼ばれる難易度の高い専門資格職業がありますが、その士業に分類される不動産鑑定士という職業をご存じでしょうか。

文字通り不動産を鑑定する仕事というイメージはつくかもしれませんが実際に職業名を聞いたり、不動産鑑定士の方にあったりするケースは少ないのではないでしょうか。

 

不動産鑑定士は弁護士や税理士などと同じように国家資格で専門性が高い職業とされています。全国で登録されている人数は税理士約8万人、行政書士約5万人、弁護士約4.2万人に対して不動産鑑定士は約1万人程度と登録されている人数は比較的少ない資格になります。

同じ不動産業界の資格として知名度の高い、宅建士(宅地建物取引士)がありますが、仕事内容は全く異なり、宅建士試験に比べ不動産鑑定士試験の合格率も格段に難しいものになります。

 

不動産鑑定士は土地、建物などの不動産を評価し、その不動産の価値を鑑定する人です。

毎年、公示地価・基準地価・路線価という日本各地の土地の値段が国や都道府県などの公的な機関から公表されていますが、この価格は不動産鑑定士が調査し鑑定した価格をもとに決められています。不動産を購入すると支払い義務が生じる固定資産税課税の為の価格も不動産鑑定士が評価した価格をもとに決められています。

 

また不動産が競売にかけられた際、裁判所が公示する売却基準価格は不動産鑑定士が出した評価基準をもとにして出されています。裁判所は競売の為の入札可能価格を算出するために不動産の調査を行うわけですが、その際の調査を不動産鑑定士に依頼しているのです。

 

先にも述べましたように不動産鑑定士の試験は合格率が低く非常に難易度の高い資格となっており、宅地建物取引士の合格に必要な時間が300時間と言われているのに対し不動産鑑定士は3,000時間ともいわれています。合格率は宅地建物取引士15%前後に対し不動産鑑定士は合格率5%前後となっているようです。その為か、2015年ごろまで不動産鑑定士の受験者数が減少傾向にあったようですが2016年、2017年と試験内容の見直しがあり、少し難易度が下がった事により、ここ数年では受験者数、合格者数ともに増加傾向にあるようです。

 

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