大阪で任意売却による自宅の売却や競売回避のお手伝いをしています。

一般社団法人近畿任意売却支援協会の佐野です。

 

東大阪市にお住いのTさんは転職に伴い収入が下がったことをきっかけに、任意売却を検討されていました。

当協会にご相談に来られた時点では住宅ローンの滞納はしておらず、このままいくと1年後には滞納してしまう可能性がある状態でした。

お家を売却した後、八尾市に住んでおられるお子さんの近くに引っ越す予定でした。

 

早速、ご自宅の不動産調査や査定、ローン残の確認をしていくと一般の買主様に売却すれば十分ローンを完済できることがわかりました。

さらに手元にもお金が残るくらいの価値のある土地だったのです。

 

 

しかし、

ご自宅の裏にはTさん所有の古い空き家の長屋住宅が10数件並んでおり、こちらも売買対象物件でした。

一般の買主様には土地が広く、購入後も空き家の解体費用などがかさんでしまい、購入価格も上がってしまうため一般の人にはなかなか手が出しづらい不動産でした。

 

1年以内には住宅ローンを滞納してしまうことは明らかでした。

そのため時間をかけて売却をすることが難しいので、不動産業者に買取金額はどのくらいの価格になるのか査定してもらいました。

 

やはり新築住宅の建売業者が買取をする価格は、ローンの残りを下回る金額での回答だったため、不動産業者の買取は諦めるしかありませんでした。

 

そこで当協会はハイツを建築している業者に物件の購入ができないかと打診すると、一般の買主様に売却する価格よりは少し下がったものの、市場相場に近い金額で購入していただけるとのお返事を頂きTさんも喜んでおられました。

 

結果的にはローンも完済でき、手元に400万円ほどの資金が残ったのです。

 

一般的に任意売却ではご自宅のみとなる為、ハイツなどが建つような広い土地はあまりありませんが、もしあなたが任意売却や通常売却を検討しており、広い土地をお持ちの場合は新築住宅の建売業者に買い取ってもらう選択肢のほかに、新築のハイツを建築する業者にも買取価格を出して貰うことをオススメいたします。