大阪で任意売却による自宅の売却や競売回避のお手伝いをしています。

一般社団法人近畿任意売却支援協会の椿です。

今回のブログはリースバックについてのお話になります。

 

リースバックを行っている会社はたくさんありますが、リースバックの制度には違いはありません。ですが業者によって大家となる投資家や協力者が違いますし、家賃の設定方法や売却価格の設定方法など様々な違いがあります。

 

よく、「リースバックの売却価格はどのように決まるのですか」という質問をいただきます。任意売却でのリースバックの場合、売却価格を決めるのは債権者（金融機関）です。

債権者の売却希望価格の決定の前に、当協会が査定を行い適正価格を提示しますが、最終的な決定は債権者次第になります。ただし、任意売却以外でのリースバックの場合は、ご自身で売却価格を決め、賃料の設定もご自身で決めていただいてもかまいません。

 

また、リースバックは将来ご自宅を買い戻すことが可能です。当協会でリースバックを行った方の中でも、生活を立て直した後、資金に余裕が戻ったタイミングで買い戻したいという人も多いです。

買い戻しに関する内容はリースバックを行う際に取り決めておくことが多いです。買い戻しの時に争いが起こらないよう、金額や条件などをあらかじめ書面にし、契約をします。買い戻しは購入者がかかった経費なども考慮されるので売却時の金額の１０％から２０％増になるのが一般的です。

 

当協会でのリースバックの契約期間は、普通賃貸借契約のため自動更新になります。決められていた家賃を払い続けている限り、住み続けることが可能です。

他社でリースバックを行う際の契約期間に関して気を付けていただきたいのが「定期賃貸借契約」の場合です。定期賃貸借契約は自動更新なく期間満了で退去しなければなりません。明確な理由もなく契約期間が定められている場合は要注意です。

 

近畿任意売却支援協会では、他社で提示されているリースバックの契約内容が正しいものかどうかの診断も行っております。相談料はかかりませんので、お気軽にご相談ください。