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【近畿任意売却支援協会】リースバックトラブル 後編

一般社団法人近畿任意売却支援協会の佐野です。

 

リースバックのトラブルについての後編をご紹介いたします。

まだ前編をお読みになっていない方はこちらからお読みいただけます。

リースバックのトラブルについて前編

 

~『家賃の値上げ』~

リースバックで住み続けていたが、更新のタイミングで家賃の値上げを求められたという事例もあります。

家賃の値上げは正当な理由があれば認められていますが、住んでいる方からすれば迷惑な話です。

元々賃貸住宅であれば引越しをすれば済む話かもしれませんが、住み続けるためにリースバック選択したにも関わらず値上げを求められれば、その要求を呑んでしまう方もいらっしゃると思います。

賃料の値上げをされないためにも、賃貸契約書に賃料の値上げをしないという約款を記載しておく事も必要です。

 

~『勝手に売却されていた』~

投資家がリースバックをした物件を売却していたという事も考えられます。

賃貸契約をしている物件を売却してはいけない、ということはありませんのでこちらは法律的には問題はありません。

賃貸契約は新しい所有者にも引き継がれるものなので住み続ける事もできます。

当協会のリースバックでは勝手に売却していたという事例はありませんが、売却しても賃貸契約は引き継がれるという書面を残す事でリースバックに対する不安な気持ちを和らげる事ができます。

 

~『将来の買い戻しについて』~

冒頭でも説明したようにリースバックを利用すれば住み続ける事はできてもご自身の所有ではなくなります。

ご自身の所有のまま住宅ローンを払い終えれば、月々の支払いは無くなりますが、家賃は無くなることはありません。

資産を残したい、お子さんに相続させたい、老後ずっと家賃を支払えるか不安など様々な理由で買い戻しをしたいという方も少なくありません。

 

買い戻しをしようとした際、所有者に『売らない』と言われてしまえば元も子もありません。

このような事態を避けるためにリースバックの契約と同時に買い戻しに関しての書面を必ず残しておかなければいけません。

書面を残すことによりトラブルを避けご自身の希望のタイミングで買い戻しに臨むことができます。

 

~『買い戻しの価格』~

買い戻しの価格についても事前に決めておかなければいけません。

売却した時と同じ価格で買い戻しできるわけではありません。

売却時の価格から1割~2割UPが一般的な買戻し価格になります。

価格提示も口頭で受けるのではなく将来買戻しの際にトラブルにならないように、なぜその金額になるのかという計算された書面も貰っておく必要があります。

他社の買い戻し条件が記載している提案書を見せていただいたことがありますが、全ての項目に不動産関連の言葉がならんでいるため一見本当にかかる費用だと思ってしまいますが、よく見るとリスク料というよくわからない費用も取られていることもありました。

買戻しの価格が妥当かも含め複数の業者に相談し、より良い条件でリースバックを利用しましょう。

 

リースバックで考えられるトラブルをご紹介しましたが、ほとんどの方はトラブルなくリースバックをしています。

ですがトラブルに巻き込まれてしまう方も少数ですがいらっしゃいます。

リースバックのトラブルに巻き込まれないためには、まず

  • 事前に複数の業者に相談する。
  • リースバックの条件が決まったなら契約前に違う業者にも相談する。

業者の言いなりにリースバックを進めてしまうと不利な条件でのリースバックになってしまう恐れもあります。

面倒かもしれませんがみなさんのお住まいを守るために複数の業者に相談しましょう。

 

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